犬系男子を被った王子様



「ありがとう、犬川君」


私は犬川君を見上げて微笑んだ。
すると、犬川君の顔を少し赤くなった。



「っ、、反則だっつーの…」


何て言ったかは小声であんまりよく、聞こえなかったけど…。



「犬川君、、」


「っ!!、、なに?」


私が犬川君を呼ぶと犬川君は驚いた顔をする。
そして、私は真面目な顔で


「犬川君!熱があるなら早めに帰って休んだ方がいいよ!」



こう言った。
犬川君は驚いた顔をしそして、


「そ、そうだね、、」


こう言ったのだ。


「それじゃあまた明日ね」

「うん、また明日」


そして、私は犬川君と別れた。
明日、大変なことが起こるとも知らずに…。








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