犬系男子を被った王子様





「だっ、だって、、」



私が言葉を濁せば犬川君はクスッと微笑んで私の耳元で、



「まぁ、昨日のこともあるからね…何なら今ここでもう一回言ってやろうか?好きって…」



「ひ、け、結構です!だ、大丈夫だから!」



全身オーバーヒートだ。



「あはは、冗談だよ猫宮さん」


犬川君は私から離れ声をあげて笑う。
裏と表の使いが上手すぎる。



朝から私を恥ずかしくする天才だ。
彼は、、、。



「まぁ、気にしないで猫宮さん」



そう言い犬川君は私の方を見て



「いつでも、猫宮さんが望むなら、俺がいつでも好きって言ってやるから…」



そう言ってニヒヒと微笑んだ。



< 158 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop