恋の季節




鈴花は靴箱に外靴を入れ、新しい上靴をだした。



『昨日おいてけばよかったなぁ。』




『ふーぅ…。』


キュッキュッ+.
コツッ



ドテッ!


『いぃ~ったぁ~いっ!』


さ・い・あ・くっ!!


ころんだぁ…し、


スカートめくれたぁ…


誰も見てませんよぉ…にっ


ってえぇぇえぇぇえ!!!!



『大丈夫?』



いっちばん見られたくないやつにぃっ…!!



『く~ろ~さぁきぃれいっ!!昨日はよくもっ!』



ひゃぁ~あいつの顔まともにみれない。



恥ずかしすぎて…昨日のにもってくしか…。



『あの?なんのことですか?』



はぁ?とぼけるなぁ…!!



『だ~かぁ~らぁ!!昨日あんたが……!!』


こいつがやってきたんだから言ってもいい…よね…?



『黒埼くんが…あたしに抱きついてき…きたじゃないっ!!』

いったぁ…。


この言葉言うだけで恥ずかしい/////



『それがなに?たったそれだけ?抱きついただけでそんな怒るもん?そ~んな顔真っ赤にして。あいつのこと好きなわけ?』




そうよっ!?わる…い?



ん?まて…こいつい今…“あいつ”って言わなかった?




『あいつ?ってあんた誰?ん?いや玲くんじゃないっなにふざけてんの?』



なんなのよぉ…。もぅ…。 








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