恋の季節
鈴花は心の中で思った。


もぅ!ガキみたい…。


少し呆れながらも
鈴花は空を見上げた。


まるで心を落ちつかせる様に…。


『今日浮かない天気だね…。なんかやるきでない。』

手をくりくりとこすりあわ
せるように動かして

鈴花は寂しそうな声で言った。


今日は高校の入学式…


学校のホールにはクラス票

鈴花は不安になった。


亜稀や美紗、由紀と離れたらどうしよう…。







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