私は先輩の彼女で先輩は私の彼氏です

あれから、数週間が経ちました。

今私は屋上にいます。

「で、決まったかな？」

「えっと、....」

楓先輩にあの返事をしている所です。

「永遠の事が好きなんでしょ？」

「えっ？」

「見ててわかるよ。胡桃ちゃんいっつも永遠のこと目で追ってるんだもん」

「えぇー！？そうなんですか....？」

「うん。俺じゃ、叶わないわ」

「楓先輩....。ごめんなっ....」

「謝らないでよ。ほんとに胡桃ちゃんに恋して良かったよ。これ、俺の初恋だからね？ｸｽｯ」

「初恋なんですか？初恋が私なんかで....なんかすみません」

「ううん。初恋が胡桃ちゃんで良かった。ありがとう」

「いえ、私の方こそなんの取り柄もない私を好きになってくれてありがとうございます」

「あははははっ。ほんと胡桃ちゃん面白い。普通、好きになってくれてありがとうなんて言わないよ？」

「え？これが普通じゃないんですか？」

「普通じゃないよ。まぁ、面白いから良しとする！」

「はぁ、ありがとうございます」

「まぁ、これからも友達として仲良くしてよ。ねっ？」

「はい、こちらこそこれからもよろしくおねがいします！」