Le Petit Princesse

水色のウエディングドレス

「フローラ様!朝食の時間です!」


「もう起きてるわ!」

アマンダが部屋に入ると、フローラは既に起きていた。





「あら、珍しい…」


「だって今日は私の大事な…」

「"結婚式"ですものね!」


「私が言おうとしたのにーっ」


「昨日選んだドレスでよろしいですか?」



フローラがむくれていると、アマンダは笑いながら言った。





「ウエディングドレスね!もちろん!」


「でもまず朝食ですので、普段着のドレスを。」


「やっぱりこれだわ!」




フローラはここ数日、水色のドレスを着回していた。



「この前も着てらしたじゃないですか…あまり着るとすぐ色褪せてしまいますよ?」

アマンダはそう言いながら、フローラを着替えさせた。




そしてドレスに合わせたリボンを付ける。






「出来ましたよ!」


「ありがとう、アマンダ!」


「結婚式の準備がありますので、朝食が終わり次第戻って来てくださいね。」


「はーいっ!」



そう言ってフローラは朝食に向かった。
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