私と、総長と、幹部候補の三角関係。


バス停までの道のり、会話はない。


私たちが着いてすぐにバスが着いた。

西谷先輩に礼をして、バスに乗り込む。


家に帰るつもりはない。

次のバス停で降りよう。

そして、落ち着ける場所で時間を潰そう。

すぐのバス停で降りて近くに見えた公園のベンチに座る。

午前10時。

いろいろ、ありすぎ。
頭がパンクしちゃいそう。


「遼。ごめんなさい。」


ポツリって呟いた言葉は数人の男に拾われた。


『遼だってよ。龍岡のことだ。やっぱり、コイツは龍岡の女だな。』
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