桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「…ああ、それなら大丈夫だよ。ケガした子たちなんていないから」


…ん?


ユウの言ったことをもう一度頭でリピートする。


〝ケガした子たちなんていないから〟


「え?闇討ちにあったんだよね?」


「闇討ちにはあったけど、返り討ちにしたからみんな無事だよ」


「は?!返り討ち?!」


「あったり前ですよ〜!私たちを闇討ちするってことはそういうことですし!」


そうだ。


私たちは全国No.1の黒狼なんだ。


例え後ろに組がついていようが関係ない。


黒狼は、一人ひとりが強い。


そんなことわかってたのにな…。


「でもユズが来てくれて良かった」


「え?」


「これからのことを考えないといけないからね」


これからのこと…。


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