みずいろハート
まさかの指摘。何でだろう。とりあえず...

「ひっ、氷織...君」

氷織君は頷いた。よかったみたいだ。

「三星の部屋はあっちね。風呂とかトイレとかは共有だから」

私の部屋は二階上がってすぐだった。隣は誰なんだろう。恐る恐るドアに近づく。

「そっちは貴雨(きさめ)」

下から見ていた氷織君が言った。なるほど、これきさめ、って読むのか。ネームプレートがあったけど漢字だったから読み方がわからなかった。
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