孤独女と王子様
『ねぇ、佐々木たちの脇にずっといる黒タキシードのホテルの人、凄くカッコいいよね』
トモちゃんが言うのは、間違いなく剛さんのこと。
『私、ああいう人を彼氏にしてみたい』
『やめとけよ。浮気の心配ばっかりしなきゃならないだろ、あんなイケメン』
男たちにとっては、自分じゃない人のことをカッコいいと言われるのは、面白くない。
『そうそう。顔がいいのをいいことに、女を弄ぶ、みたいなさ』
男のひがみだ。
『神戸さんさ、そんなにキスマークが気になる?ファンデーション塗ってあげようか?』
「い、いや、もういいよ、今更」
ここで塗ってしまったら、きっと後で剛さんにバレる。
『でも、何か心ここにあらずみたいな感じだよ。新郎新婦をあまり見ていないって言うかさ』
「そうかな?気のせいだよ。新婦のドレスが綺麗でさ、悪いけど顔じゃなくてドレスばかり見てた」
ノゾミちゃんから鋭い指摘をされて、"黒タキシードのイケメンを見てました"なんて言えない。
トモちゃんが言うのは、間違いなく剛さんのこと。
『私、ああいう人を彼氏にしてみたい』
『やめとけよ。浮気の心配ばっかりしなきゃならないだろ、あんなイケメン』
男たちにとっては、自分じゃない人のことをカッコいいと言われるのは、面白くない。
『そうそう。顔がいいのをいいことに、女を弄ぶ、みたいなさ』
男のひがみだ。
『神戸さんさ、そんなにキスマークが気になる?ファンデーション塗ってあげようか?』
「い、いや、もういいよ、今更」
ここで塗ってしまったら、きっと後で剛さんにバレる。
『でも、何か心ここにあらずみたいな感じだよ。新郎新婦をあまり見ていないって言うかさ』
「そうかな?気のせいだよ。新婦のドレスが綺麗でさ、悪いけど顔じゃなくてドレスばかり見てた」
ノゾミちゃんから鋭い指摘をされて、"黒タキシードのイケメンを見てました"なんて言えない。