孤独女と王子様
『同期の男の結婚式だけでもハラワタが煮えくりかえるのに、仲間うちまで男がいたでしょ?もう、嫉妬だよ、嫉妬。由依ちゃんは僕のもの』

そう言うと、剛さんは私の唇を強引に奪った。

『そして極上由依ちゃんだもん。キスせずにはいられない』

そう言って、静かな控室でリップ音が響いた。

「ちょっと、大丈夫?誰か来ない?キスをするなら、うちに行ってからでもいいじゃん」
『うん。来るかもね。でもそんなの関係ないよ。僕と由依ちゃんは、ラブラブカップルだもん』

そう言うと"お預けにしないで"と言ってどんどん深くなるキス。

すると、ワンピースの上から、私の胸を揉み始めた。

「ちょ、ちょっと、ここは剛さんの職場でしょ」
『勤務時間外』
「うちに帰ろうよぉ」
『ダメ。うちに帰ったら、由依ちゃんそのワンピース脱いじゃうでしょ?シャワー浴びちゃうでしょ?だから、嫌だ。もっとキスしたい』

珍しく、ちょっと甘えた剛さんだ。
その珍しい姿見たさに、私は剛さんを甘やかしてあげようと思った。
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