孤独女と王子様
『どうだった?初めて参加した式の感想は』
「みんなに祝福される式って、いいもんだな、って心が温かくなったよ」
『僕は、驚いたな、今日は』
「どうして?」

そう言えば、私を見た剛さんは驚いた顔をしていた。
すると剛さんは私に耳に唇を寄せた。

『あまりにも由依ちゃんが綺麗過ぎて、驚いたの。目まいがして、倒れるかと思った』

そんなことで驚いたの?

「私は、いつもの私だよ」
『そのはずなんだけど、そのワンピースに髪型にメイクをしたら、極上の由依ちゃんになってさ。だからさ、我慢できない』
「我慢?」
『ここに乗って』

と、剛さんの膝の上に乗るように言われ、私は自分のお尻を乗せ、両足は靴を脱いで長椅子に伸ばした。

その時、ドアの方向から音がしたような気がしたんだけど、私からは死角になってしまい、確認することができない。
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