私の人生でたった一度の恋でした。

失望


それからは、叶星には内緒にして普通に過ごしていった。


でも、一つだけ問題があった。


手術や入院をする時になった時親の承認が必要だった。


だけど、父親はあれから探そうともしない。


あれだけ、でかい会社を仕切ってるんだ。


私を見付け出すことも簡単なはず。


なのに、なんで探させようとしないのか。


多分だけど、もう見放してる。


「せい…か、せい、星輝!!」


ハッ!!


「あ、ごめん!」


「どうした?ボーッとして。」


「ううん、なんでもない!勉強のことで考え事してたぁ!」


「お前が、勉強のことで考え事って熱でもあるんじゃないのか??」



「そんな真顔でいわなくてもいいじゃん!もう!ごちそうさま!」


「ごめんってー」


謝ってるのに笑ってるし…。


それから、お風呂に入る準備をするために部屋に服を取りにいった。

< 70 / 118 >

この作品をシェア

pagetop