恋の夢と現実
そこで私は思った。

(あー、あの7人のうちの誰かが私の彼氏だったらなー)

するとお母さんが私の肩を叩いて、

「玲子、あったわよ。117番。あなた合格したのね。おめでとう」

と言ってくれた。

私は考え事をしていたせいか、何が何だか分からなかったがとにかく嬉しい。

そして私が再び男子達に目を遣ると、皆で喜んでいた。

どうやらお互いに顔見知りのようだ。

私がぼーっとしているとお母さんが、

「ほら、玲子。手続き手続き」

とお母さんに手を引かれる私。

それでもさり際にに7人の男子達を見る。

(あー、待ってー)

私はそう思いながら掲示板の前を後にする。
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しばらくして帰りの車の中でお母さんが、

「良かったわねー、まさか玲子が受かるなんてねー。お母さん腰抜かす勢いだったわー」

と言った。

それよりも私は先程の7人の男子達の事が気になってがない。

(さっきの男子達かっこよかったなー)

私は入学式が楽しみになった。

それからその夜私はすぐに寝た。

そしてまた夢を見た。

夢の中にはあの7人がいた。

まずA君が、

「俺はお前だけを愛してる、だからずっと俺のそばに居ろよ」

次にB君が、

「お前の事は俺が守ってやるから心配すんな」

C君が、

「何やってんだ、こっち見ろよ」

D君が、

「ん?俺か?愛してるに決まっんるだろ」

E君が、

「こっち来い、お前は俺だけの者だ」

F君が、

「お前って見れば見るほど可愛いな」

G君が、

「お前が一番可愛いな」

と言ってきた。

すると私は、

「分かって、る…」
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