*アイドル様とモデルちゃん*
「し、紫音っ、この人って…。」

「ん、今説明する、から。」

「う、うん…。」


車に乗ってから、華蓮はこれまでにないくらい

緊張しっぱなしで

あたしは少しだけ驚いた。


「ご、ごめんなさい、瑠樹君…。」

「え、なんで?」

「そ、その、あたしの友達まで乗せてもらっちゃって…。」

「紫音の友達でしょ?俺のこと知っててほしーから。」


瑠樹君はそう言って

あたしの頭を撫でた。
< 214 / 761 >

この作品をシェア

pagetop