*アイドル様とモデルちゃん*
「ツアーで忙しくても、絶対連絡するから。」

「で、でもっ…。」

「でもじゃない。俺がしたいからするの。迷惑とか、邪魔とか、考えなくていーから。」


ぽん、と瑠樹君の大きい手が

あたしの頭を撫でる。


その瞬間

自分の中で我慢していた何かが

崩れていくような気がした。
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