Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
「どうしたの?花音ちゃん。

海司、お前花音ちゃんに何かした?」


恵介君が、海司に言った。


「別に。

お前のこと本気だって、そう言っただけだ」


海司は、全く動じずに答えた。


「花音ちゃん、着替えておいで。

一緒に帰ろう」


「う、うん…」


恵介君に言われて、私は更衣室へと走った。


途中で振り返ると、恵介君が海司に何か言っているのが見えたけど。


私は急いで更衣室に入った。


「はぁ…」


パタンとドアを閉めると、私はドアにもたれかかった。


ドクドクと鳴り止まない胸にそっと手を当てる。


私…、何をこんなに動揺しているんだろう。


海司の本気が、怖い…。


でも、きっと大丈夫。


私が好きなのは恵介君だもん。


私は恵介君の彼女なんだから。


そう何度も自分に言い聞かせていた。

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