Change!俺とアイツの怒涛の9ヶ月日記
その後3人が話している内容をこっそり聞いていると、どうやらサッカー部の歴代マネージャーは部員と付き合って、別れるとすぐにマネージャーを辞めるということが繰り返されていたようだ。
だから私も、また歴代のマネージャー達と同じようにすぐ辞めるのでは?と疑っていたらしい。
やっぱり正直に言わなくて良かった。
言ったら多分、そういう目で見られていたと思うもの。
着替えも終わって外へ出ると、制服姿の海司が「よう」と言って右手を上げた。
「花音、一緒に帰ろう」
「帰ろうって…。恵介君は?」
「恵介なら、もうとっくに帰ったよ」
「えっ、帰った?」
なんで?
「だって、俺との勝負に負けたからー」
そう言ってニヤリ笑う海司を見ていたら、ガクッと膝が落ちそうになった。
勝負を受けるのもどうかと思うけど、その勝負に負けてあっさり彼女を残して下校するとは。
恵介君って真面目過ぎる…。
いや、違うな。
相手が海司だからだよね。
「どうした?浮かない顔してマネージャー室から出て来たけど」
「あぁ、ちょっとね…」
「あー、わかった。アイツらだろう?バスケ陸上ラグビーのマネージャーに何か言われたんだろう」
「どうしてわかるの?」
私、何も言ってないのに。
「だって俺、経験者だし」
「あぁ…」
そうか。
それもそうだよね。
だから私も、また歴代のマネージャー達と同じようにすぐ辞めるのでは?と疑っていたらしい。
やっぱり正直に言わなくて良かった。
言ったら多分、そういう目で見られていたと思うもの。
着替えも終わって外へ出ると、制服姿の海司が「よう」と言って右手を上げた。
「花音、一緒に帰ろう」
「帰ろうって…。恵介君は?」
「恵介なら、もうとっくに帰ったよ」
「えっ、帰った?」
なんで?
「だって、俺との勝負に負けたからー」
そう言ってニヤリ笑う海司を見ていたら、ガクッと膝が落ちそうになった。
勝負を受けるのもどうかと思うけど、その勝負に負けてあっさり彼女を残して下校するとは。
恵介君って真面目過ぎる…。
いや、違うな。
相手が海司だからだよね。
「どうした?浮かない顔してマネージャー室から出て来たけど」
「あぁ、ちょっとね…」
「あー、わかった。アイツらだろう?バスケ陸上ラグビーのマネージャーに何か言われたんだろう」
「どうしてわかるの?」
私、何も言ってないのに。
「だって俺、経験者だし」
「あぁ…」
そうか。
それもそうだよね。