私の人生を決めてください
旅行から帰ってきた次の休み。
わたしは彼の家に来た。
ここに来るのは半年ぶりだ。
チャイムを押す指が思わず震えた。
「はーい」
お母さんの声がドア越しに聞こえた。
「あら、花菜ちゃんひさしぶり」
お母さんは驚いたようだったがすぐに笑顔でわたしを迎えてくれた。
「社員旅行に行ってきたのでお土産を持ってきました」
「まあ、わざわざありがとね。ごちそうさま」
差し出した紙袋を受け取り微笑んだ。
お土産の袋を見て「京都楽しかった?」とお母さんは変わらず話しかけてくれる。
お母さんと話すのは楽しい。
10年、娘のように可愛がってくれた。
少し空いた沈黙、手に力が入る。
「サトルさんに聞いてるかと思いますが、今までお世話になりました」
深く頭を下げた。
「聞いたときはすごく残念だったわ。私花菜ちゃん気に入ってたから。でも二人が決めたことならね」
お母さんの言葉が嬉しくてなみだが出そうになったのをぐっとこらえた。
「ありがとうございました」
再度お辞儀をすると「こちらこそありがとう。元気でね」そう言ってわたしを見送ってくれた。
けじめが着いた。
もう二度と会うことは無いのだろう。
そう思うと酷く泣けてきた。
わたしは彼の家に来た。
ここに来るのは半年ぶりだ。
チャイムを押す指が思わず震えた。
「はーい」
お母さんの声がドア越しに聞こえた。
「あら、花菜ちゃんひさしぶり」
お母さんは驚いたようだったがすぐに笑顔でわたしを迎えてくれた。
「社員旅行に行ってきたのでお土産を持ってきました」
「まあ、わざわざありがとね。ごちそうさま」
差し出した紙袋を受け取り微笑んだ。
お土産の袋を見て「京都楽しかった?」とお母さんは変わらず話しかけてくれる。
お母さんと話すのは楽しい。
10年、娘のように可愛がってくれた。
少し空いた沈黙、手に力が入る。
「サトルさんに聞いてるかと思いますが、今までお世話になりました」
深く頭を下げた。
「聞いたときはすごく残念だったわ。私花菜ちゃん気に入ってたから。でも二人が決めたことならね」
お母さんの言葉が嬉しくてなみだが出そうになったのをぐっとこらえた。
「ありがとうございました」
再度お辞儀をすると「こちらこそありがとう。元気でね」そう言ってわたしを見送ってくれた。
けじめが着いた。
もう二度と会うことは無いのだろう。
そう思うと酷く泣けてきた。