SEASONS
「よぉ大輔」

「おはよう」

この男は大輔の親友の優(まさる)だ。

ほとんどの授業を一緒にとっている。

今日は1限から3限まで授業。

3限は出席を授業の始めにとりこっそり抜け出すのが彼らのこの授業の習慣である。

「なあ優、今日暇してないん?」

「特に用もないし暇やで」

「んな今からミナミ行こや」

「ええで」

学校からミナミまでは電車で15分ほど。

彼らは昼間っからはしゃいでミナミにかけだした。

これから想像もしなかった大冒険が始まるとも知らずに…
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