友情と恋愛の鎖。
なら、もう、こう言うしかないじゃん。
伝えないで後悔なんてしたくない!
「きっと、シロ君の好きと私の好きは、意味が違うと思う。
私は、恋愛の方の意味で好きだけど、シロ君の好きは、友達として好きってことでしょ?ごめんね。大好きになっちゃったんだ。」
不安で泣きだしたいほど怖くて謝り続けてた私。
でも、後悔はしてなかった。
「………俺も、同じこと思ってたって言ったら怒る?」
この質問を脳内で理解するまでにいつもの倍以上の時間がかかったけど私は
「ううん。怒らない」
声が震えていたのが自分でも分かる。
泣きたかった。
悲しかったからじゃない。嬉しかったからだ。
暫くの沈黙を置いて私は
「シロ君、好きです。もし良ければ付き合ってくれますか?」
ちゃんとした告白をした。
そこから先は、もう、頭がいっぱいいっぱいでもう、覚えてない。
ただこの日から私はシロ君と付き合うことになった。
ただただ、嬉しかった。
怖かったけど言えたのは、林ちゃんからのチャットのおかげなんだよね。
本当は……
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