監禁されることがお仕事です

ーー

「新垣さん、お風呂上がりました、よ、と。ソファーでうたた寝していますか」


「……」

「普段はかっこいいのに、寝顔は可愛いんですねぇ」

ニマニマしつつ、間近で見ようとすれば、ふと、彼の唇が動いているのに気づいた。寝言を言っているらしい。もう食べられないとかだったら、写メして録音したい。

「雨音雨音雨音雨音雨音雨音雨音あまねあまねあまねあまねあまねアマネアマネアマネアマネアマネ」

「現実でのあなたは、頑強なる理性が作り上げた姿なのですね」

そうして、今ここで起こしたら、夢の続きが現実で見られるんだろうなと確信した。


※光の速さで毛布をそっとかけ、幸せな夢の続きを見させてあげた。


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