俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
〈病室〉

大切な人………それは、『りあん』

燎「り…………あん」

〈燎夜side〉

どうやら俺は生きているようだ。
第一声が璃杏とは、自分でもびっくりだ。
当の本人は隣で寝ていた。

『ん……んっ……』

たまに聞こえる璃杏の寝息。
疲れているのだろうか?

ぐっすり寝ているようだ。
俺はどれくらい眠っていたのだろう。

決戦はどうなったんだ?
気になることは、山ほどある。

『あ、燎夜!!』

燎「悪い、起こしたか?」

『大丈夫、それより、燎夜は?大丈夫?』

燎「あぁ、平気だ」

その後、璃杏は手術のこと、決戦のこと、色々教えてくれた。
もちろん、負けたということも。
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