【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?






「あ、拓磨くん!もう朝ごはん食べました?」



た、拓磨くん……?
なんでそんな親しげなの?
もしかして私が寝てる間に親しくなったの?
ウソだぁ……。



「あぁ、食べてきたけどお腹空いたかな」



「じゃあ一緒に食べましょうよ!」



「お、ほんとに?」



……って、勝手に話進んでるんですけど?



「姉貴、こんなにいい人を捕まえるなんてやるじゃん!姉貴のくせに!」



「あのねぇ……」



日向はドジな私をいつも見下してくる。



私は日向のお姉ちゃんなのになぁ……。



「さ、食べましょ」



「「いただきます」」



いただきます、の声が拓磨くんと重なる。



「ん、美味しい」



拓磨くんが味噌汁を一口飲んで言った。
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