茶髪の君



「咲良!同じクラスだね!」

「綺優~!よかった、綺優いて!」



岡本綺優。私の親友だ。
明るく優しく可愛く、友達の多い彼女のおかげで周りと馴染めるようになった。
私は綺優の引き立て役、といったところだけど、別に良い。
私は綺優が好きだから。



「咲良、うちのクラス転校生いるよ!」

「本当だ!…未渡星?」

「男か女かもよくわかんないね、ほしちゃんかな?せいくんかな?」




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