涙がこぼれる季節(とき)【完】
吉崎への想いを自覚してから、ずっと悩んでいた。



このことを、美桜ちゃんに打ち明けるかどうか。



私にとって、美桜ちゃんは幼なじみというだけじゃなく、何でも話せる大切な存在。



だからほんとうはこの気持ちを――初めて好きになった人のことを聞いてほしかったけど、不安があった。

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