森田当麻の奇妙事件簿

苦しそうに肩で息をする当麻。

ただ事ではないと思い、激しく肩を揺らす。

「社長っ……!起きてください!社長っ……」

優衣は洗面所の棚からタオルを持ってくると、当麻の汗を拭き取った。

うなされているのか、苦しく眉間に皺を寄せる当麻。

優衣は日向を呼ぼうと携帯電話を取り出した。
< 146 / 319 >

この作品をシェア

pagetop