Le Petit PrincesseII
靴を履き替えてグラウンドに出ると、本鈴が鳴った。

どうやら間に合ったようだ。


グラウンドには先生が立っている。
女の先生だが、髪の手入れなどと言う言葉には無縁そうだ。




「さぁ、今日はホウキに乗る授業です。あぁ、転校生の…」


「ステファニーちゃんとエリック君よ!」


「そ、そうそう!ステファニーさんとエリックさんね!私は魔法の授業を受け持っている、ビアンカよ。二人は転校して来たばっかりだけど、このクラスは一年生だし、授業もまだ始まったばかりのようなものよ。ついて行けない事はないと思うから頑張って。」



ビアンカは嬉しそうにそう言った。


「あ、はい!」


「頑張ります。」



二人も返事をすると、早速授業が始まった。
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