Le Petit PrincesseII
土曜日に早起きしてしまったエリックは、ステファニーに気付かれないように近付いていた。


ステファニーは一定のテンポで寝息を立てていて、全く起きる気配がない。


エリックはそっとステファニーの布団をめくると、ステファニーの鎖骨の辺りにキスマークを付けた。


そしてそのキスマークに手を当てて、守りたいという想いを込めた。


すると、キスマークは赤いバラの模様に変わった。




「…すごい、本当だったんだ。」



エリックはそう呟くと、ステファニーの布団をまた元に戻した。
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