ペット〜僕の歪んだ恋愛、友情〜
涼の家が、今の僕の家。一緒に暮らして二ヶ月か三ヶ月経つ。
「はじめての仕事〜お疲れ様。どうだった。」
僕は、その質問にどう答えようか少しためらった。無言で・・・沈黙が続く。でも、涼は、新しい質問をなげかけようとはしない。
考えて言葉を選びながら、話しをした。
「えーっと、はじめは〜緊張して〜ダメだったんだけど・・・・・・。」
涼が、僕の話しを遮り喋りだした。
「だろうね。天君〜絶対緊張で〜涼のテク忘れるね。年上が、相手だから〜ちゃんとサービスしないとね。」
僕は軽くうなずいて、話しをはじめた。
「涼さん、でも、またしてねって予約もらったよ。二回して、二回目は上手くなったって言われたよ。」 「そうなんだ。よかったじゃん!やったね!!」
そう言って涼は、微笑んだ。
でも、涼はすぐうつむいていた。
「・・・・・・じゃあ、練習またしないとね。」
悲しげな顔をして呟く涼は、今までに考えられないくらい子供のような顔をしていた。僕は、何も言わないで、涼の唇に唇をそえてキスをした。
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