裏道万屋の事情
「あービックリしたー。君みたいな子初めて見たよ。いやほんとビックリ!!!!」
『素で落ち込んで良いですか。』
そんな、人を天然記念物でも見るかのような目で見ないで下さい――。
「あ、僕の名前は四条 弘久(シジョウ ヒロヒサ)。今日はもう遅いから君の事情は明日聞くよ。」
『何かもうとりあえずすみませんでした…。くふっ…笑ってやってほしかったなぁぁ…。あ。ポチ公というのは実は仮の名で、拙者、本名は叶 菜子と申します。』
「いや、仮の名って…。さすがに本名とは思ってなかったけど…。了解、菜子ちゃんね。この部屋好きに使って良いからね。じゃぁおやすみ。」
『…良い夢見てくださいね…ふふっ……。』
若干引きづってるあたし。今夜は良い夢見れそうにない―――…
弘さん…でいっか。
弘さんは部屋を案内し終えると去って行った。
一時はどーなることかと思ったけど、結構話しやすい人で助かった。
冷や冷やもんだよ、全く。
輝さんめ………。
心なしか、あの男が今頃腹を抱えて大爆笑しているような気がする。
まぁあの場にいなかったからきっとあたしの勝手な思い過ごしだろう。
………きっと。
『素で落ち込んで良いですか。』
そんな、人を天然記念物でも見るかのような目で見ないで下さい――。
「あ、僕の名前は四条 弘久(シジョウ ヒロヒサ)。今日はもう遅いから君の事情は明日聞くよ。」
『何かもうとりあえずすみませんでした…。くふっ…笑ってやってほしかったなぁぁ…。あ。ポチ公というのは実は仮の名で、拙者、本名は叶 菜子と申します。』
「いや、仮の名って…。さすがに本名とは思ってなかったけど…。了解、菜子ちゃんね。この部屋好きに使って良いからね。じゃぁおやすみ。」
『…良い夢見てくださいね…ふふっ……。』
若干引きづってるあたし。今夜は良い夢見れそうにない―――…
弘さん…でいっか。
弘さんは部屋を案内し終えると去って行った。
一時はどーなることかと思ったけど、結構話しやすい人で助かった。
冷や冷やもんだよ、全く。
輝さんめ………。
心なしか、あの男が今頃腹を抱えて大爆笑しているような気がする。
まぁあの場にいなかったからきっとあたしの勝手な思い過ごしだろう。
………きっと。