Love Flower~舞~


【♪~~♪♪~】


その時、最近ではもう聞きなれたメールの着信音がした。


「いま、電話してもいい?…どうしたんだろう…珍しい。」


洋介君とのやりとりは、いつもメールだった。


だから、電話がかかってくることは珍しくて…


「もしもし?どうしたの?」


『あのさ、急なんだけど明日あいてる?』


私はカレンダーを確認した。


明日は土曜日。いつもならあいてるけど…


「明日?ごめんね…実は模試があるから学校行かなきゃいけなくて…」


『そっか…』


「あ、でもそれ終わってからなら暇だよ!」


『本当?!じゃあさ、その後で良いから会おうよ。』


「でも、3時か4時くらいだよ?」


『大丈夫だよ。桔梗ちゃんは?』


「私も大丈夫だよ!」


『じゃあ、明日終わったら連絡して。すぐに、迎えに行くから。』


「分かった!」


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