Love Flower~舞~
3章
お家へご招待
「どうぞ~。お茶でも持ってくるからそこらへん座ってて。」
「…あれ?」
「…あ、いたいた!」
なぜか返事が返ってこなく、玄関に人の姿もないので不思議に思って扉を開けると壁にくっついている洋介君の姿があった。
「ほーら!そんなところにいないで入っておいでよ!!」
「…は、はい…」
「もー、そんなに緊張しなくても誰もいないって。」
「い、いやだからこそ緊張してるんだよ…」
「え、まさか本当に変なこと考えてたりするの?」
「そ、そんなことないよ?」
「本当にー?」
「うん。」
「じゃあ良いでしょう?」
「へ、変なことしないでね!?」
「それはこっちのセリフでしょう?」
「あ、そうだった!」
「もうー。何か飲む?入れてくるよ??」
「お、お願いします!!」
そう言って洋介君はその場で頭を思いっきり下げた。