大魔法使いの孫



 ーガチャ…


 ドアの鍵は魔法で開け、侵入…(笑)


 部屋に入ると早速、デカい本棚が目に入った



 確か…ディストピア・ホリットだったよね


 すぅー…はぁー…


 よしっ。


 アタシは深呼吸をして、心を整えた


 「ディストピア・ホリット!」


 アタシは本棚に向かって杖をふるった


 すると…


 ーーギギギギギギ…ギギギギギギ…


 と、鈍い音を立てながらも本棚が動き始めた


 本棚が動きを止めた頃には、そこには地下へ繋がる階段が現れていた


 「…この階段を下ったら、何があるっていうの?」


 アタシは半信半疑ながらも、階段を降りてみた


 灯りの魔法を使いながら。



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