助けてくれたひとは………

「…実李どこか出掛けるか?」

起きてきた京也にそういわれたけど
まだ少し外にいくのが怖い……

私のことを犯した男たちは、
同じ学校の人だからもし会ったら怖い……


でも、少しだけ京也と出掛けてみたい気持ちもある
悩んでいると

「大丈夫だ
外で何があっても俺が守ってやる」

京也にそう言われると、本当に守ってくれそうで心強くなった

「うん
少しどっかに行きたい」

返事をすると京也は、少し微笑んで
「じゃあ実李の服でも買いにいくか」

えっ……
嬉しかった
私のものを買ってくれるなんて
いつも家だったら、
なにも買ってくれなくて服なんて学校のジャージを着ていたから





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