心の裏側と素肌の境界線を越える為に
俺は、総司の拳を握りしめ、総司に顔を近づけた。
「総司!今の俺を見ろ!」
俺の言葉に、総司は顔を上げた。
目が合う二人。
俺は総司の目を見つめ、
「俺の中にあった…もう闇はないよ」
「あ…」
総司も気付いたみたいだ。
俺は言葉を続けた。
「俺の闇を払ってくれたのは、片桐だ!今度は、俺が…片桐の闇を払ってやりたい」
大きく見開いた総司の目から、溜まっていた涙が一気に流れた。
「わかってくれ」
俺は頼むように、総司に頭を下げた。
「…」
総司は俯くと、しばらく無言になった。
だけど、丸まった背中が小刻みに震えていることに…俺は気づいていた。
「総司!今の俺を見ろ!」
俺の言葉に、総司は顔を上げた。
目が合う二人。
俺は総司の目を見つめ、
「俺の中にあった…もう闇はないよ」
「あ…」
総司も気付いたみたいだ。
俺は言葉を続けた。
「俺の闇を払ってくれたのは、片桐だ!今度は、俺が…片桐の闇を払ってやりたい」
大きく見開いた総司の目から、溜まっていた涙が一気に流れた。
「わかってくれ」
俺は頼むように、総司に頭を下げた。
「…」
総司は俯くと、しばらく無言になった。
だけど、丸まった背中が小刻みに震えていることに…俺は気づいていた。