暗黒マスク伝説『ワンピースとダースベーダーと私』
 急いで視線をメニューに戻した5人。



「あっちを見たらダメよ!

 あんな得体の怪しい人物と知り合いだってバレたら、この町で暮らしていけなくなるわよ!!」



「そ、そうね」



「分かったわ!」


5人は一心不乱にメニューに目を落とす。





―――ゆうママが早くいなくなりますように。




 彼女たちの願いは旦那の昇進でもなく、子供の健康でもなく。


 ただ、その一点だった。











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