初恋 二度目の恋…最後の恋
「ああ。着くのは夕方の五時だよ。それから明日の朝までにしないとヤバイんだ。本当ならしばらく有休のつもりだったので、ゆっくりするつもりだったけど、支社の新しい得意先の担当がどうしても明日会いたいというから行かないといけなくなったんだ。静岡支社も引き継ぎをしたいと言ってきているし…」
そんなに忙しいのに、小林さんは一番に静岡研究所にいる私の所まで来てくれた。真面目だけど、後回しでもいいはずのことを先にしてしまうのは小林さんらしい。
「手伝います。手は色々あった方がいいですよね。そんなに家事は得意じゃないけどいいですよね」
「え。マジで?えっと、うーん。なんか美味しいご飯でも奢る」
家事に全般の自信があるならいいけど、世間一般よりも少しだけ劣ると思われる私が自信たっぷりに手伝うなんか言えない。だけど、少しでも手伝ってあげたいと思う気持ちもあるから、先に『得意じゃない』とだけ伝えておく。
「その代わり、カップ麺でいいですから、引っ越し蕎麦をご馳走してください」
小林さんの様子を見ているとそれだけで『美味しいご飯』を食べに行くことは出来そうもない。それくらい分かっている。でも、一緒に居られればいいと思うし、少しでも小林さんの負担になりたくない。
「マジでカップ麺でいい?外に食べに行く時間もないと思うよ。それでもいい?」
「はい。スーパーでもコンビニでも売ってるようなのでいいですよ」
小林さんは私がそういうと…小林さんはニッコリと笑ったのだった。
「仕事が終わったらすぐに行きますので、住所を後からでいいので私の携帯に送って下さいね」
「うん。美羽ちゃん。本当に助かる」
そんなに忙しいのに、小林さんは一番に静岡研究所にいる私の所まで来てくれた。真面目だけど、後回しでもいいはずのことを先にしてしまうのは小林さんらしい。
「手伝います。手は色々あった方がいいですよね。そんなに家事は得意じゃないけどいいですよね」
「え。マジで?えっと、うーん。なんか美味しいご飯でも奢る」
家事に全般の自信があるならいいけど、世間一般よりも少しだけ劣ると思われる私が自信たっぷりに手伝うなんか言えない。だけど、少しでも手伝ってあげたいと思う気持ちもあるから、先に『得意じゃない』とだけ伝えておく。
「その代わり、カップ麺でいいですから、引っ越し蕎麦をご馳走してください」
小林さんの様子を見ているとそれだけで『美味しいご飯』を食べに行くことは出来そうもない。それくらい分かっている。でも、一緒に居られればいいと思うし、少しでも小林さんの負担になりたくない。
「マジでカップ麺でいい?外に食べに行く時間もないと思うよ。それでもいい?」
「はい。スーパーでもコンビニでも売ってるようなのでいいですよ」
小林さんは私がそういうと…小林さんはニッコリと笑ったのだった。
「仕事が終わったらすぐに行きますので、住所を後からでいいので私の携帯に送って下さいね」
「うん。美羽ちゃん。本当に助かる」