初恋 二度目の恋…最後の恋
「さ、そろそろ戻ろうか。昼休みって本当に早いよな。今日は坂上さんと一緒にご飯で美味しかったからいつもよりも早く過ぎた気がする」
そういうと、小林さんはスルッとテーブルの上に置いてある伝票を持って立ち上がった。そして、レジに行くと私の分も一緒に払ってくれた。そして、何事もなかったかのように歩き出す。
「あの、これ」
私が自分の財布から一人分のお金を出して小林さんに渡すと小林さんは困った顔をする。受け取ってくれる気配はない。
「いいよ」
「ダメです。こんな風にご馳走になると、もう一緒に食事には行けなくなります」
そう言って押し付けるように私はお金を渡したのだった。すると、小林さんは困ったような顔をしながらもポケットにそのまま入れたのだった。
「じゃ、また誘っていい?」
「お願いします」
定食屋を出ると、真っ直ぐに本社ビルに向かう。並んで歩くと背の高さが一段と際立ち、姿勢が綺麗でまっすぐ歩いている。その姿は逞しく均整が取れた体格をしているのに、顔には子供のような無邪気な笑顔。
アンバランスさが彼の魅力かもしれないと思った。
一課の営業室に戻ると、そこには高見主任以外は勢揃い。一緒に入ってきた私たちにみんなの視線が突き刺さる。
「蒼空。どこに連れてった?」
「いつもの定食屋ですよ」
小林さんがそういうと、他の人たちがフッと息を吐く。そして憐れみな表情を向けた。
「あのさ、あそこは美味しいのは認めるが、本社転属初日にあそこはないだろ。せめて、女の子が喜びそうなカフェとか」
そういうと、小林さんはスルッとテーブルの上に置いてある伝票を持って立ち上がった。そして、レジに行くと私の分も一緒に払ってくれた。そして、何事もなかったかのように歩き出す。
「あの、これ」
私が自分の財布から一人分のお金を出して小林さんに渡すと小林さんは困った顔をする。受け取ってくれる気配はない。
「いいよ」
「ダメです。こんな風にご馳走になると、もう一緒に食事には行けなくなります」
そう言って押し付けるように私はお金を渡したのだった。すると、小林さんは困ったような顔をしながらもポケットにそのまま入れたのだった。
「じゃ、また誘っていい?」
「お願いします」
定食屋を出ると、真っ直ぐに本社ビルに向かう。並んで歩くと背の高さが一段と際立ち、姿勢が綺麗でまっすぐ歩いている。その姿は逞しく均整が取れた体格をしているのに、顔には子供のような無邪気な笑顔。
アンバランスさが彼の魅力かもしれないと思った。
一課の営業室に戻ると、そこには高見主任以外は勢揃い。一緒に入ってきた私たちにみんなの視線が突き刺さる。
「蒼空。どこに連れてった?」
「いつもの定食屋ですよ」
小林さんがそういうと、他の人たちがフッと息を吐く。そして憐れみな表情を向けた。
「あのさ、あそこは美味しいのは認めるが、本社転属初日にあそこはないだろ。せめて、女の子が喜びそうなカフェとか」