妹と彼氏が××してました。

悪い事、私のした、悪い事。

頭がぐちゃぐちゃ、思いがぐるぐるまわってまわって。もう何が何だかわからないの、苦しいの。どうして。

『私はヘラヘラしてるのがお似合いだ』

痛い、痛い。

笑え、笑え。愚鈍（ぐどん）なふりをして、なにもなかった顔をして。

苦しい、苦しいよ。

鈍器で思いっきり殴られたような鈍い痛み。




「なん…で。」


私のなにが悪かったのだろう。



妹は、昨日もクッキーを焼いて私に渡してくれた。可愛い可愛い天使みたいな妹。

1歳違いの美しい妹は、我が家の宝物。

もちろん、小説によくある、お母さんお父さんが妹ばかりをちやほやすることもない。いい人たちだ。たまあに人のお菓子食べる以外は…あと私のへそくりを使うのもやめてほしいかな…

うんうん、私にはこんなおかしいバカな思考が一番だ。

いやむしろ私に責任があるとすれば…



いちどもそういった行為をしてこなかったことが原因なのではないか。

いわゆる『性欲が止められなかった』とかいうやつだ。