クレームの女王
いらない子という言葉を聞いた
祐樹は

道路をじっと見つめる。
大きな車が凄いスピードで走っている。

やっぱり怖い。


「いや、いや…………」


祐樹はとうとう泣き出してしまった。


周りを歩く人々が
祐樹を見ている。

麗華は周りの人々の目線が気になって
祐樹の手を引いてその場を

離れた。

歩きながら麗華はイライラしていた。


失敗した。
本当に悔しい。

祐樹が言う事を聞いてくれないと
お金が入ってこない。


麗華は今、一文無し。


お金を持ってないと
誰も相手をしてくれない。


取り戻したと思った自分の人生が
また再び離れていく。

麗華の心の中に
焦燥が広がっていく。
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