鈴姫伝説 SideStory 番外編

  




 平然と質問に答えるラルト。




「それはっ・・・・・・!」




 いつもなら、振り払っていたのに、告白を聞いたせいか、真っ赤になってしまった。





 そんな私を見て、ラルトは楽しんでいる。




 ん、もう!



 悪いけど・・・・・・。




 私は歌を小声で歌った。



 眠りの歌と、苦痛を与える歌を。




「え?




 何歌って・・・・・・って、わ゙あ゙あ゙あ!




 ・・・・・・スピ━━━・・・・・・」




 ラルトの身体の力が抜けて、私はそこから這い出した。



 ゴトリとニブイ音がして、ラルトの頭が床に落ちたけど、気にしないことにした。



 殺してはいないもの。



 あと、この人が悪いんだから!




 この人・・・・・・勝手にキスしようとしたもの!!!




 
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