優*雪

土方目線



山崎と雪之介が屋敷へ

そこからも長州の名前がある手紙が出る

山崎の証言もあり、屋敷の主人を捕縛した


しかし、未だに枡屋とのつながりが掴めない


だが、怪しい


時間ばかり過ぎていく



悩んで……夜中、縁側へ


「よう。傷はどうだ?」

「いいよ」


「枡屋どうするかなぁ」

「セツに探らせるか?」


「……勘弁」

「ぷっ!探るくらいはうまいぞ?」


「……あの時…なんもされなかったか?」

「さぁ。しらね」

「記憶ないのか?」


「うーん。セツに呼ばれてから
……あっ!めちゃくちゃ触られてた!」

「……すまん」


「触られただけだろ?別に」

「……すまん」




「俺は、気にしてない。謝られても困る」

「総司にも、教えてやれ」

「なんで、総司がでてきた?」

「お前ら、そういう仲だろ?」

「どういう仲?」

「……恋仲だろ?」

「…………」




それから、しばらく沈黙の後

黙って部屋へ戻っていく雪の背中を




見送った









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