優*雪
待ちに待った休憩!!

優太に声を掛けた
「雪!俺、浪士組に挨拶してくるわ!!」

わざとアイツを本当の名前で呼んだ
思った通り、追いかけてくる  笑!

「ゆ~」

慌てて俺の袖口を掴む…

「なんだよ優太?」

雪は今の名前を俺が知らないと思っていただろう! 本当の名前を言われては困る

覆面からでも分かるまぬけな顔だった
ぷいっとするとこも笑える!

しばらく笑ってから雪の所に戻ると
無言で横っ腹を殴られた

休憩が終わり  一刻ほど歩き昼休憩!

昼からはまた雪と別々

「雪  なんで喋らないんだ?」

しかも!俺と目も合わせずにいる

家茂様から、雪のことはそっとしておくよう言われているが、聞いてみた…


が返事がない!!



~無視かっ!?
さっきのこと怒ってる?
浪士組が近くにいるから、喋れない?
もしくは、本当に喋れなくなった?
俺の知っている雪はもういない?



色々考えたけど、全部合ってる気がした
家茂様に言われたように
そっとしておこうと思っていた

休憩の終わり「じゃ!次は到着後なっ?」
と俺が行こうとすると

パシッ!

背中を雪に叩かれた!

これは俺たちの【頑張れ】の合図!

さっきまでの不安、どこ行った!?
雪は変わってない!!
嬉しい!!
疑ってごめん!


俺も雪の背中叩いて、持ち場へ向かう
にやけた顔が戻らない…笑

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