優*雪

永倉目線


中からドカッ!! っという音がたくさん聞こえるが、門が開かない!

手汗半端ねぇ


闘わず待つなんて柄じゃねぇ、まだか!?


ギィー

やっとかよ!

三人で中に入ると、すげぇ数の人が倒れている
死んでる奴もいるが、ほとんどが気絶

向かってくる奴を峰打ちし、沈める

最後の一人は総司が峰打ち

まわりを見れば、白髪の優太の隣に、赤髪がいた

他の鬼面は黒髪かぁー

ジロジロ見てたら、赤髪と俺は目があった
鬼面だから、目があった気がしてるだけかも?

いや、見てるな

俺なんかしたか?

赤髪がこちらに来る
土方さんと総司も来る

「借りは返した」

赤髪の声…

「まこと?」

俺は声に出してきいた


「優は浪士組に入ると言ったか?」


質問で返された


「いや なぜだ?」

土方さんが聞き返す

「優が抜け身になろうとしているのは
浪士組の為だと思ったが… 気にするな」

~いや、気にするだろ!!


もう一度勇気出せ!

「まこと!」「睦月!そろそろ奉行所の奴らが来るらしい!」


俺の声に優太が声が被る


「うまいこと報告しろよ?」

「ありがとうございました」

鬼面たちは素早く闇に消えた…

睦月か…

まこと…あいてぇ

三人でまた笑いてぇ

泣きそうだから、上を向いたら星が綺麗だった
< 38 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop