優*雪

斉藤の恋

「いらっしゃ~い!!」

元気いっぱいのセツ


「お久しぶりやね?いつものでええの?」

「うむ。頼む。」



町で迷子になっているセツを助け、お礼に
好物である蕎麦をごちそうになってから
休みは決まってここに来る

長く休みがなかったので、久しぶりだ

「ひゃっ!!」

セツが俺の蕎麦をひっくり返しそうになる

いつものことなので、受け止める

「一さん!かんにん!!」

顔を赤くして、懸命に謝る


「いつものことだ。気にするな」

「いつもってなんやねん!」


ぷぅーと頬を膨らます

セツ、他の奴にそんな可愛いとこみせるなよ?


セツはドジだ
いつも何か落とす
何もないところで、躓く
お転婆で、よく喋る!
客とはすぐに仲良くなれる!

可愛い妹!!


最初はそうだった……


今は、セツが好きだ!!



多分、総司も同じ気持ちだろう





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