優*雪
孤独 ②

優太目線

優香を殺した次の日



俺は体調が悪かったが、普段通り過ごした



明日は、月に一度の休み

どうにか乗り切った



これで土方さんから、優香と優太が同じ人物だと、疑われることはない……

土方さんへの気持ちは、かわらないまま…


屯所で俺と同じように


普段通り過ごす土方さんを見ると…

やっぱり
「好きだ」と思われてなかったんだろう…

悲しんでいたら、どうしょうなんて……

余計な心配だった


やっぱり…



誰かに愛されることはないな…


誰にも看取られず、逝くんだろう……









翌日

総司にみつからないように、屯所から出た

総司が、新の役をする気でいるのは、分かっていた

でも、どうせ死ぬ

もう、どうでもいい


精神を病むことよりも、総司との距離を縮めることが 怖い

総司は純粋だから…


セツになり、竜太郎先生の診察を受けた

昨夜の薬で、体調が悪いままだから…

別に延命とかじゃない

まだ、やることがある  そのためだ


「今日はここで休めないかい?」

「ええの?」

「かまわないよ!」


ありがたい!
総司に会わずにすむ


安静は、苦手だけど
日が暮れるまで寝ていた

屯所は、司と山崎さんの三人部屋だから
こんなに深く寝られない


すっきりした!!








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