【完結】四ツ葉のクローバー。


どんなカップが良いのか全然、分かんなくて

本当は複雑だけど…翔太に聞いてみようかな、

「翔太〜、なかなか良いカップが見つからないよ…」

「は〜?そんなん適当で良いって。」

適当はだめでしょ、適当は。

私が許せないもん。


「え〜、じゃあもし。もし翔太が買うとしたらどれよ?」

こうなったら最終手段っっ。

「俺か?んー…俺だったら…

そうだな、これ。」

これ、と言いながら翔太が指差したのは

小さな四ツ葉のクローバーが1つ、
カップの正面に描かれた少し小さめのカップ。


「…翔太ってこういうの好きなの?」

何か意外すぎてつい聞いてしまう。

「なんだよ、お前が聞いたんだろ。」

少し、恥ずかしかったのかムスッとしながら

耳も赤らめながら答えられて誤解を解こうとすると

「ちがっ、そういう訳じゃなくてーー「志穂はさ」」


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