ツンデレな彼と同居中♡
「…そういやキスマーク、まだ付いてんだな」

「えっ?あ…」

声をあげると同時に風雅が私の首に吸い付く。

続いてチクっとした痛みを感じた。

「…初めて付けたのが俺じゃねぇってのが…キツイな…」

そう言って落ち込む風雅に、私も口を開く。

「そんなこと言ったら風雅だってファーストキス私じゃないくせに」

「…はっ?」

し、しらばっくれる気?!

「茉侑ちゃんとっ!
観覧車でキスしてたじゃないっ」

そう言うと、風雅は眉を寄せる。

「…そんなことしてねぇけど?」

「…え??」

あー、と風雅は頭の後ろに手をやる。

「睫毛ながーい!とか言われたけど」

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