ツンデレな彼と同居中♡
…じゃあ…

「キス…してないの…?」

「するわけねーだろ。
…お前以外と」

風雅の言葉にかぁあああ/////と顔が熱を持つ。

「そ、そうっ…」

「ああ。てか俺、5歳のとき…」

「え?」

聞き返すと風雅はいや、と首を横に振った。

「…なんでもねぇ」

そう言うと、

「んっ…」

私に甘いキスを落とす。

そして私も風雅のキスを受け止め、幸せを感じていた。

(…5歳のとき、こいつ、親に捨てられたって言ってあまりにも泣いてたからキスしたんだよな…。
まあ覚えてねぇならそれでいいか)

そんなことを風雅が思っていたとは全く気づかずに。



2015/6/1 Thank you for reading
< 392 / 394 >

この作品をシェア

pagetop